政府がお金を負担するべきと言える3つの状況

IELTSのライティングでは、政府が負担するべきかどうか、という議論がよく見られます。

ライティング過去問を見ていただくと、政府が費用を負担するべきかどうかという議論がいかに多く出題されているかお気づきいただけるかと思います。

ライティング過去問

例えば、大学教育は政府が負担するべきか、という議論があります。

受講生の回答を拝見しますと、「貧しい人が大学に行けないから」という回答をよく目にします。

本当にそれは理由になるのでしょうか?

「貧しい人が〜できないから、政府がお金を出してくれる」という論理がまかり通るなら、
「私は貧しいので海外に留学できません、政府さん、お金を出してください」
「私は貧しいので車が買えません、政府さん、お金を出してください」
「私は貧しいので銀座で飲み歩けません、政府さん、お金を出してください」
という願いは全て叶えられることになりますね。

つまり、「貧しい人が大学に行けないから」というだけでは直接の回答になっていないということです。もう少し先の議論を考える必要があります。

貧しい人が大学に行けないと、何か政府は困るのでしょうか?もし困ることがないのであれば、それは理由にならないということになりますし、困ることがあるのであれば、それは理由になるということですね。

そう考えると、例えば、「潜在的に有能な人材を(国として)育てることができないから」のような理由が見えてきます。

また別の理由として、政府が大学教育を無料にしなければ若者が海外の無料な大学に行ってしまうので(頭脳流出)、それは国としてはマイナスである、という議論も成り立ちそうです。

何れにしても、政府がお金を出すべき状況というのは概ね以下の3つの状況に限られます。政府の負担が論じられている議論では是非これを思いだしてみてくださいね。

政府がお金を負担するべきと言える3つの状況