リーディングのタイムマネジメント

IELTSのリーディングは、60分で3つのパッセージを解きます。60分で3つのパッセージを解くには、当然ながら1つのパッセージを平均20分で解く必要があります。

ゆっくり読んでいるとあっという間に時間がなくなってしまいます。そこで重要なのが「タイムマネジメント」です。

リーディングのタイムマネジメント

リーディングのタイムマネジメントには2つあります。

  • 本文を読むタイムマネジメント(本文を読むスピード)
  • 質問に回答するタイムマネジメント(質問に回答するスピード)

このいずれかがうまくいかなくても、最終的に時間が足りない、ということになってしまいます。

本文を読むタイムマネジメント

アカデミック・リーディングで出題される長文は約800〜1,000語の読み物となっています。多くの場合、5〜10個の段落に分かれています。

本文を読むスピードは人によってまちまちですが、ノンネイティブの場合、120〜150語/分あたりでしょう。ですので、本文を読むのにかかる時間は7〜8分ということになります。

もちろん、それ以上速く読むことができる人もいると思いますが、理解がおろそかになっては意味がありませんので、ある程度理解がついて来る自分なりのスピードを見つける必要があります。

ちなみにネイティブの平均は250〜300語/分と言われていますが、実際にテストを解く上ではここまで速く読める必要はありません。

本文を読むスピードを向上させる

まずは自分がどのくらいのスピードでいつも読んでいるのか計測してみましょう。

Cambridge IELTSシリーズの過去問を使用して、パッセージの一つの段落を「いつものスピード」で読んでみてください。

次に、その段落のおおよその語数をカウントし、平均速度を計算してみましょう。

これを何回か繰り返し、自分の今の平均速度を計算してみてください。もし、120〜150語/分の範囲であれば特に読むスピードを変える必要はありませんが、120語未満/分の方はややスピードを上げる練習をする必要があります。

逆に200語/分以上、という方は、やや速く読みすぎて理解がおろそかになっているかもしれません。場合によっては少しスピードを落として理解を深めましょう。

本文を読むスピードを上げるには、重要な(もしくは重要そうな)部分とあまり重要ではない(もしくは重要ではなさそうな)部分で強弱をつけることが重要です。

例えば、ある人物が紹介される際、「◯◯大学の◯◯学の教授である◯◯によると・・・」のような記述の場合、「◯◯大学の◯◯学の教授」というような肩書きは通常問題にされることはありませんので、読む必要性が低い部分です。

このように、読みながらあまり重要そうでない部分はさらっと流して、まずは全体の要旨を掴むことにフォーカスをしましょう。

質問に回答するタイムマネジメント

前述の通り、1つのパッセージには約800〜1,000語の文章があり、それぞれに対して13〜14問の問題が用意されています。

本文を読むのに7〜8分かかるとすると、質問に回答する時間は12〜13分となります。すなわち1問あたり平均1分弱で解いていく必要があります。

ただし、すべての問題を1分で回答をしなければならない、という意味ではありません。特に最初の問題はすべての選択肢に目を通す必要があったりしますので、最初の問題はもう少し時間がかかります。逆に最後の方の問題は話の流れもしっかりつかめているので1分もかからずに回答ができたりします。

絶対に避けたいことは、特定の問題で大きなタイムロスをしてしまうことです。どのような問題であっても、3分以上考えてしまうことはあってはなりません。それくらい考えなければ回答できない問題は、そもそも非常に難しい問題である可能性が高いです。仮に3分以上かけてその問題を正解したとしても、他に簡単に解けるはずだった数問を犠牲にしていたのでは、本末転倒です。

IELTSのリーディングの問題は、英語超初心者からネイティブレベルの人まで全く同じ問題を解きます。当然ながら8.0レベルの人であっても簡単には回答できない問題が数問は含まれています(そうしないと満点が取れてしまいますので・・・)。

ですので、ある程度のタイミングで次の問題に移る必要があります。2分考えてもわからなかった問題は、その時点での「ベストアンサー」を回答にして、次の問題に移るようにしましょう。

質問に回答するスピードを向上させる

Passage 3に20分を残すことができない、という方は、20分でパッセージ1つを解く練習を繰り返してみてください。

カウントダウン・タイマー(20分経ったらアラームが鳴る設定)をセットして、パッセージ1つを解き、20分経ったら途中でも終了するようにしてください。これを3つ繰り返して1回分の問題を解く、という流れです。

これにより強制的に20分で次のパッセージに移ることになりますので、20分の感覚が身につきます。

タイムマネジメントがうまくいかないという方は、是非この方法を試してみてください。

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