リーディングの目標スコアと必要な理解度

IELTSのアカデミック・リーディングに出題される読み物はいずれも簡単なものではありません。

それもそのはず、IELTSの試験は、すべてのレベルの人が同じ試験を受けます。英語超初級者の人から超上級者の人まで同じ試験を受けてレベル分けをするわけですから、簡単なものが出題されるはずはありません。

ですが、実際に問題を解くときには十分に理解できないことが非常にストレスに感じる人も多いと思います。今回は、それぞれの目標スコアに応じた必要な理解度を考えてみましょう。

リーディングの目標スコアと本文の理解度

IELTSのアカデミック・リーディングに出題される読み物は平均850〜950語となっています。極端に短かったり極端に長かったりはしません。原文のまま掲載されていることもあれば、問題用にアレンジされていることもあります。

難易度は前述の通り決して優しいものではありません。またジャンルによっては得意・不得意もありますので、不得意な分野の読み物の場合はかなり難しく感じるはずです。

しかし、実際にスコアを取る(問題に正解する)という観点から考えると、必ずしも100%の理解は必要ありません。むしろ、100%理解することは(少なくとも20分という時間内では)無理ですし、そもそも100%理解することは諦めたほうがいいです。

では、どのくらいの理解があればいいのかというと、だいたい以下のような数字を目安にお考えいただくといいかと思います。

  • 5.0前後の実力の方が理解できるレベル 約40〜50%
  • 6.0前後の実力の方が理解できるレベル 約50〜60%
  • 7.0前後の実力の方が理解できるレベル 約60〜70%
  • 8.0前後の実力の方が理解できるレベル 約70〜80%

どうでしょうか?意外と低いと感じた方が多いと思います。7.0を取れる実力者であっても、本文の理解度はせいぜい70%前後です。つまり、本文を完全に理解しなくても問題はある程度解けるということです。

本文の理解を追求してしまう方は、ひょっとしたら効率の悪い解き方をしているかもしれませんね。

確信を持って答えられる問題の割合

次に、問題を解く方を考えてみましょう。各パッセージには13〜14問の問題があります。中には簡単なものもあれば非常に難しいものもあります。

これはスコア別の必要な正答数を見るとよくわかります。

スコアリングの仕組み

例えば、30問正解で7.0ですから、10問(25%)はすんなり解けないようにできています。
同様に、15問正解で5.0ですから、25問(70%)はすんなり解けないということです。

  • 5.0前後の実力の方が確信を持って回答できる割合 約30〜40%
  • 6.0前後の実力の方が確信を持って回答できる割合 約40〜50%
  • 7.0前後の実力の方が確信を持って回答できる割合 約50〜60%
  • 8.0前後の実力の方が確信を持って回答できる割合 約60〜70%

7.0の実力者であっても25%の問題が簡単には解けないのですから、相当な割合ですよね。ですので、確信を持って解けなくてもそれが普通だと思うようにしてください。

スコアを取る上で必要なのは、以下の2点です。

  • 自分が取れる問題(確信を持てる問題)を確実に取ること
  • 自分が取れない問題(確信が持てない問題)に時間を使いすぎないこと

特にPassage 3でいつも時間が足りなくなってしまう、というかたは上記2点を見直してみてください。